東北大学の冨永悌二教授,新妻邦泰教授らが18日に会見を開き,脳梗塞の患者を対象に実施していた臨床試験で治療効果が確認されたと発表した.

臨床試験の対象者は2018年から東北大学病院で,脳梗塞を発症してから2週間から4週間以内の寝たきりや介助が必要な患者35人.結果,Muse細胞が入った点滴製剤が投与された22人のうち15人が,投与から1年後に公共交通機関を介助なしに利用できる状態にまで回復.この15人のうち7人は職場復帰している.
Muse細胞を使った臨床試験で結果が判明したのは今回の脳梗塞が初めてである.

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